歯周病と心内膜炎
歯周病と心内膜炎(感染性心内膜炎)の関係は、口腔内の細菌が血流に入り、心臓の内膜や弁に感染する可能性がある点で重要です。
1. 歯周病と細菌血症
歯周病は歯ぐきの炎症を伴う細菌感染であり、重症化すると歯ぐきの血管を通じて細菌が血流に入る「細菌血症」を引き起こします。特に、歯磨きや歯科治療(抜歯や歯石除去など)の際に、一時的に細菌が血液に入りやすくなります。
2. 細菌が心臓に与える影響
細菌血症によって、口腔内の細菌(主にストレプトコッカス属など)が心臓の弁や内膜に付着し、感染性心内膜炎を引き起こすことがあります。特に、心臓弁膜症や人工弁を持つ人、先天性心疾患のある人はリスクが高いです。
3. 感染性心内膜炎の症状とリスク
•症状: 発熱、倦怠感、心雑音の変化、皮膚や爪の下の出血斑など
•リスク: 放置すると心不全や塞栓症(脳梗塞、肺塞栓など)を引き起こす可能性がある
4. 予防策
•口腔衛生の徹底: 正しい歯磨きや歯間清掃を行い、歯周病を予防
•定期的な歯科検診: 歯周病の早期発見・治療
•高リスク患者の抗菌薬予防投与: 心疾患のある人は、抜歯などの処置前に抗生物質を服用することがある
歯周病は単なる口腔疾患ではなく、全身の健康にも影響を与えるため、適切なケアが重要です。
港南台ネクサスデンタルクリニックでは歯周病認定医の院長のもと
歯周病治療やブラッシング指導を丁寧に行なっています。
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